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仙骨に味方

ひょうたんは長寿と健康をあらわすシンボルです。


以前から「四方拝」と「言霊(ことだま)」が気にかかっていたこともあるのでしょうが、図書館で何気なく手にした本が、 深田 剛史著の「数霊」の本でした。 その文中に、「仙骨」の話がさりげなく載っていました。私は“こんなところに仙骨の味方がいた!”と、とてもうれしくなりました。その部分を抜粋してみます。

仙 骨

心臓をハート型で表しますが、仙骨も同じような形をしております。ただし、場所が場所だけにあまりロマンティックな描写が されることはありませんが……。
この仙骨が実に不可思議と申しましょうか、偉大といえばいいのでしょうか、神秘的なところであります。 どうも仙骨というところは生命エネルギーが湧き出る泉のようであります。 

まずは性エネルギーとして噴出し、それが生きるためのあらゆる エネルギーに変換されてまいります。
仕事で使うエネルギーも、遊びやスポーツ、恋愛、食欲、すべてまずは性エネルギーとして仙骨から 噴出します。
もちろんそのまま性エネルギーとしても使います。ですから無気力の人は仙骨に元気がありません。

情神的病いの人や拒食症の人などは、頚椎1番2番、胸椎5番11番がおかしくなっていると同時に仙骨もおかしな表情をしております。いや、表情がないといった方が 正しいでしょう。

頚 椎

頚椎とは首の骨のことでして1番から7番まであります。後頭骨のすぐ下が1番で、精神的病いの人はまず間違いなく1番2番が 狂っているか動かない状態です。 

胸椎とは肋骨と繋がっている胸の部分の背骨でして、12番まであります。その下は腰椎と申しまして5番が 仙骨と繋がっております。胸椎5番は汗の出や水分の吸収に関係している骨、11番はホルモンに関係している骨です。

若い女性で生理が止まってしまうような場合11番を正してやれば正常になってまいります。その前に大脳の緊張を取り、 頭蓋骨をゆるめるます。
それで、先はどの精神的病い及び拒食症の続きですが、仙骨も全く無表情で歪(イビツ)になっております ので、おそらくは泉が枯れた状態でエネルギーが湧いてこないのでしょう。これは仙骨が死んだ状態なのです。

 ご懐妊されますと仙骨が急に やわらかくなったり、火傷をした際には仙骨の2番、正確には第2仙椎と呼ばれる部分を強く刺激することでケロイド状になりにくい、といった、 いろいろな技を持った骨でもあります。 

このような骨が仙人と同じ「仙」という名が付けられたことは必然的なことでありましょう。 おそらく仙人は天の気を体内に取り入れ、 背骨を通過させて仙骨・尾骨から地へ流しているのではないのでしょうか。

裏丹田
上は20年以上前に書いた記事です。
現在は、技法の基礎ともいえる「丹田回路」の理論の構成ができたことで仙骨の部位を「裏丹田」とも呼称しています。

理由は深田氏が述べる”性エネルギーとして仙骨から 噴出する”と同様に、内なる力(内勁)が仙骨・裏丹田から泉の如く発生しそして吸収する身体操作(術)が感覚化できているからです。

今回このHPの内容の改変を思い立ったことで、あらためて「仙骨」に着目することができ感謝です。
(令和4/02/01)。

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