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7 月 |
門戸開放の機運 |
糸洲安恒先生 |
門外不出として極秘裏に継承されてきた空手道が、今日、広く世間一般に武道・スポーツとして定着し、 益々飛躍的な発展をとげていることは、空手道を冨名腰義珍先生と共に日本本土そして世界各国へ紹介した一人として大変うれしく思っている。 |
それらの事は一早く、当時の県視学官小川鉄太郎氏にも報告が行き、さっそく小川氏の列席の下に糸洲先生も呼ばれ、先生の演武を見られた。そして、空手についての特長などを熱心に聞かれ、空手の持つ体育効果を認識理解され、大きな感激をもって文部省に上申されたとのことであった。
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8 月 |
基本姿勢 |
今月は、私達が日々の生活を送っていく上で、もっとも関心のある「健康」における基本的な身体の姿勢について述べてみる。 |
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「含胸抜背(がんきょうばっばい)」という姿勢をあらわす言葉があるが、これは、胸が自然な状態でふくらませようと思えばふくらむのが「含胸」で、背骨をのびのびとさせることが「抜背」という意味。 |
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