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レポート・report


平成30年・第15回靖国神社奉納演武大会

国内では武漢ウイルス禍の終息宣言を未だに出せない●×政治の影響で、靖国神社奉納演武大会の開催ができない状況が続いています。
しかしながら、令和4年の今年は、奉納演武開催に尽力されています天眞正自源流尚武館より開催予定の連絡が届いております。 開催を願い、平成30年(2018)に開催された第15回大会の模様を掲載します。

【流派の紹介】

龍精(りゅうせい)とは、1706年 琉球中山 名護聖人・程順則親方が、武術唐手(トゥーディ)の修行に励み、究極の奥義を窮めんとする武士(士族)達そして 彼等の魂に敬意を示すために名付けられた称号である。

「唐手」は、初代を知念親雲上(1726)、第二代伝承者を佐久川寛賀親雲上(1758)、その後継者に松村筑登之親雲上宗棍《島津藩陰流の天眞正自源流兵法宗家・溝口源信齋の 下で修業、後に宗家直門の印可免許(西暦1829年/文政12年)を得る》の名をいただく沖縄古伝の手(ティー=武術)である。

昭和時代に入り、第六代を継承した千歳強直翁(1898-1984)は、恩師である第五代新垣世璋翁の“唐手は千年の歴史を有す”の教え、 そして自身の術技探求のために修業に励んだ「首里手(小林流・松林流系)」と「那覇手(剛柔流系)」の技法を相補い「千唐流(ちとう)」を創流する。

平成時代に入り、知念唐手の系譜の継承と真実の千唐流空手の探求を目的に創立されたのが龍精空手道である。

技術
1. 「唐手-首里手-那覇手」の技法で構成される
2. 強い打撃力を生む丹田回路の原理、三つ腰を根本とする身体操作理論
3.形、変手、武器、導引法の稽古を通じて身体生命(氣血)エネルギーの円滑な流れを保つ

理念
和忍(わにん) ・ 力必達(りきひったつ) ・ 術-道-心

現在、唐手継承室 坂本 健教士を中心に、山内 博(日本)、Peter Giffen(Canada)、Roland Figgs (USA)、Brian Hayes(Australia) 各師範の指導の下、 古伝手の技術研鑽と伝承を目標に掲げ、日々の修練に励む武術集団として活動を繰り広げている。



第15回靖国神社奉納演武大会が9月16日、残暑と秋の気配が感じられる青空の下、神社能楽堂において開催された。 今年は天眞正自源流開祖 瀬戸口備前守政基公五百年御霊祭を記念する大会でもあり、参加者それぞれはその長い歴史と伝統を継承する誇りと重みを胸に秘め奉納演武に臨んだ。 演武奉納団体は、北辰一刀流玄武館(小西宗家)・和太鼓破魔・田宮流居合術正麟館(妻木宗家)・武田流黒坂派古武術・神変自源流居合術・新陰之流・天眞正自源流(上野最高師範/童心宗家)、 龍精空手道、そして新たに北辰会空手少年部と養神館合気道が加わった。

9時より昇殿参拝、能楽堂に移動し開会式、自源流師範の宣誓、次に和太鼓破魔の太鼓音が境内に響き渡り各団体の演武の奉納が開始された。

龍精空手は昨年と同じく正午過ぎから演武を奉納。十の演目で流派の特色を如何に表現するかは大変な事だが、 各々がこの日を目指し、稽古を重ねてきたわけである。
各演武は、上野先生の奥様の澄んだ声のナレーションに後押しされたこともあり、動作の流れに間の取り方が上手く重なり、寒さそして暑さの中で稽古してきた成果が十分に発揮された。 (演武映像/Enbu wmv

舞台の有終の美を成す協和演武。今年も各流派の宗家あるいは代表者による真剣刀法の妙技が繰り広げられた。
その中で空手の代表として舞台に立った坂本教士は、 喜屋武のバッサイ・鎌・古流形稲桜(いね さくら)を披露、名立たる剣術の先生を前に存在感を示した。



『今年は天眞正自源流開祖瀬戸口備前守政基公五百年御霊祭と伺っていたので、何か御祝いの気持ちを表したいと思い、 演目のテーマを古流形の稲桜をとって「稲桜・いねとさくら)」としました。
前形の喜屋武バッサイは“武の喜び”、 武具の鎌と古流形・稲桜は“自然の恵みと収穫への感謝”の気持ちを入れ込んでいます。

最近は、いくつもの技が凝縮され作られた形をどのように表現するか、あるいは、その場の雰囲気に応じるためにどの形を選択し、 そこにストーリー性(物語)を持たせ如何に仕上げるかを課題としています。
その点この協和演武は、考える空手・工夫する空手を実践し、古流の道を探究している私にとって、挑戦できる大舞台の存在となっているのです。 (唐手継承室・坂本 健
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